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知られざる国宝

大阪中之島美術館で開催されていた

『日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!』

最終日、朝から滑り込みで行ってきました!

この展覧会は、その名の通り一般の方々にはまだほとんど知られていない作品や次世代の国宝候補となる日本美術の名品にスポットを当てた内容でした。
今では誰もが知る伊藤若冲も、実は今世紀に入るまで一般的には無名に近い存在だったというのは驚きです。


見どころとしては伊藤若冲と丸山応挙の合作!
初展示ということで、とても楽しみにしておりましたが、期待していた以上に見ごたえがありました。
残念ながらこちらの作品は写真NGでしたが、
他にはいくつか写真OKな作品がありましたので、ありがたく撮らせて頂きました。

「釈迦十六羅漢図屏風」
戦災で失われた若冲作品を最新のデジタル技術で復元した作品に、

「妖怪退治図屏風」という近年新発見された作品。
どちらもとにかく極彩色で繊細!見られてラッキーでした。

「相撲生人形」
等身大より大きいサイズで、まさに投げられる瞬間!表情、筋肉、皮膚、質感かなりリアルで迫力がありました。

こんな作品もありました。
「携行折畳式喫 茶室」と「鉄茶室徹帝」、それぞれ別の現代作家の方の作品で
もっとも軽い茶室ともっとも重い茶室、だそうです。対比がとても面白い…!

最後は縄文土器から着想と得たという「アルファ・オメガ」という作品。
大きさもあって迫力満点でしたが、自分には少しグロテスクに見えて怖く感じました。

水墨画、絵画、陶芸、彫刻、土器…
縄文時代から現代まで、幅広いジャンルと時代の作品が一堂に会しており、ひとつの展示でいくつも美術展を巡ったような充実感がありました。

まだまだ日本には「知られざる鉱脈」がある!
そう思わせてくれる、心がワクワクする素晴らしい展覧会でした。
ぜひ第二回、第三回と続いてほしいです。

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